adan建築事業企画

NÜCHI by WPÜ

Complete

Client:
WPU
Location:
那覇市牧志・旧牧志公設市場雑貨部棟2階
Usage:
Music Bar
Architects:
山口瞬太郎建築設計事務所+稲岡寛之
Construction:
オリジン建設
Woodwork:
玉城木工商店
Planting:
woodsmart/伊藤司貴
Furniture:
In a Station
Neon Art:
Waku Fukui
Creative Direction:
流石創造集团/堀之内司
Audio System:
OTAI AUDIO
Food Consulting:
Natsuki Yonaha+Hot & Sand/島袋龍司
Project Management:
adan建築事業企画
Floor Area:
294.71 m
Completion:
2025年10月
Photo:
山口瞬太郎建築設計事務所

[当社の主な役割]
企画立案の補助/ 設計業務分担表の作成・協議 / 工事区分表の作成・協議 / 費用・資産負担区分表の作成・協議 / 関係者間確認リストの作成・管理 / 発注方式パターンの整理・助言 / 設計施工初期定例時の進行・助言 / マスタースケジュールへの助言 / 必要投資項目の洗い出し及び総投資額表の作成・管理 / 運営収支計画作成補助 / 賃貸借契約書作成補助 / 設計施工進捗に応じた助言 / フードコンサルタントの選定・進行調整

[背景]
那覇市牧志公設市場は、第二次世界大戦後、自然発生的に形成された闇市を起源としているが、度々近くの川が氾濫するなどの被害が出たため、市がその整備事業として、1950年に開設した場所である。市場はかつて本館・衣料部棟・雑貨部棟に分かれ、衣料部棟と雑貨部棟は2022年に那覇市から民間企業へ有償譲渡された後、しばらく閉鎖されていた。本計画はその旧雑貨部棟の2階部分を、ミュージックバーへと改修するプロジェクトとして始動した。

[経緯]
運営会社は、東京・西新宿に本社を置くワンダーパワードユー・WPU。国内外の様々な背景をもつ人が交わるカルチャーハブとして、新宿と箱根でホテルと音楽を中心とした複合施設を展開している。WPUがテナントに選定されるまで、約半年間の紆余曲折を経た末、本プロジェクトがキックオフしたのは2025年2月。開業時期は10月中旬とすでに決定しており、のこり8ヵ月というハードスケジュールの中、設計デザインの力量はもちろんのこと、トレードオフの関係にあるクオリティ・コスト・スケジュールをマネジメントする力量も同時に問われる状況にあった。そのような中で、以前より交流のあったWPU代表・入江氏より、沖縄・那覇を拠点とする当社へプロジェクトマネジメントの依頼を頂戴し、参画することとなった。

[成果]
立ち位置としては、全体指揮を担うプロジェクトマネージャーというより、補助・助言を担うアドバイザリーに近い役割で関与することとなった。そうして、設計者を始め、施工者、デザイナー、アーティスト、フードコンサル、各種プレイヤーが力を存分に発揮できるよう環境を整える、調整役に徹した。結果として、沖縄にこれまで存在しなかった、クリエイティブ感度の高いミュージックバーが誕生した。かつて市民の生活を支えたこの場所で、この土地の歴史や文化を尊重しながら、新たな魅力が育まれる居場所が生まれた。観光客や地元民、飲食関係者、音楽関係者、クリエイターなど様々な背景をもつ人が交わる、まさにカルチャーハブとなりつつある。